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※こちらの続きです
５度目の結婚（その①）プロローグ
https://ameblo.jp/makky0310/entry-12407977098.html
５度目の結婚（その②）婚活の経験
https://ameblo.jp/makky0310/entry-12407992614.html
５度目の結婚（その③）出会い
https://ameblo.jp/makky0310/entry-12408094255.html
５度目の結婚（その④）選ばれる時
https://ameblo.jp/makky0310/entry-12408199066.html
人生３度目のお見合いパーティーにて
見事１００％の確率で
カップリングに成功した私。
しかも
今日①イケメンの彼をゲットしてしまった私。
他の女性に恨まれるかしら？（ふふふ）
などと生意気なことを想像しながら
主催者の指示を待った。
今までのケースでは・・・
●パーティー会場の出口で、彼氏よろしく、男性が女性を待っているケース
●建物の出口で（なんでやねん）男性が女性を待っているケース
そんな風だったけど
今日はどうするのかしら？
それにしても・・・・・
カップリングした男性が
皆が通過する出口で待っているとは・・・・
なんとも皮肉ではないか。
そこを通過する
カップリングしなかった男女は
自分が選んだ相手が
自分じゃない
他の人を待っているのを見ながら
一人で帰っていかなければならない。
なんとも皮肉だ。
婚活に行くことが
どんどんストレスになって
やがて行かなくなってしまう人がとても多いのは
こういったところにも
原因があるんじゃないか？と思う。
さて
パーティー主催者のお兄さんの
小さなブースに響き渡る大声は
以下のようなことを
皆に伝えていた。
それでは
カップリングした方は
男性の方が
お荷物を全て持って
ご自身の選んだ女性の番号のところに
移動してください。
なるほど。
それなら出入り口で
いちいち傷つかなくて済む。
そして
スピーカーであるお兄さんは
以下のことも伝えていた。
このまま会場を
５分だけ解放しますので
この時間に
お互いの連絡先を交換するなど
ご自由にお使いください。
なんとも気の利いた主催者だな〜。
そんな
いろいろなことを思考することで
私は今、自分が選んだ相手が
自分のところにやってくるという
なんとも気恥ずかしく
照れくさく
まるで高校生のように心が高鳴っている自分を
必死にごまかしていた。
たったさっきこの瞬間、
私たちはお互いを
○あなたを好ましいと思っています
○あなたと仲良くしたいと思っています
と、
パーティーという手段を通じて
お互いに伝えあったのだ。
（考えてみると、超ー恥かしい・・・w）
さて
そんな幸せな落ち着きのなさを
一人で経験していると
さっきまで話していた男性が
私のブースにやって来た。
お互いに照れくさい
その瞬間を乗り越えて
私たちは再び座りなおし
話始めた。
主催者が許してくれた時間は５分。
LINEの交換をしたり
今後の予定を話すには
十分な時間だった。
ところが私たちは
何か違う話を始めた。
LINEは交換しあったけど
それ以外の何か。
まるで
ずっと前に別れた
仲良しの同級生とでも
とても久しぶりに合って話すみたいに
私たちは５分という時間の制限をすっかり忘れ
いかにも魚座な風に
すでにこの世という３次元の世界を離れ
二人してどこかに魂だけ
行ってしまったように話続けていた。
今考えるとわかる。
あの時すでに私たちは
お互いがお互いに
無意識レベルでの安心感や
融合する感覚。
そういうものを
感じ始めていたんだと思う。
そして今も私たちは
その時に感じあったそれらの感覚を
一緒にいるたびに共有しあっている。
私の方がはたと気づき
（時間をかなりオーバーしてそこに座り続けていてしまったこと。）
もう５分以上経っていませんか？
そうやって声をかけて
あわてて今までいた小さなブースを後にした。
気がついてみると
そこにはすでに
カップリングしたどのカップルの姿もなく
広いパーティー会場の
小さなブースに私たちは
そうとも知らずに
ずっと座り続けて
話続けていたのだ。
（たぶん、１０分くらいいたと思う。）
会場を出て
エレベーターに乗り込み
外に出るまで
私たちはお互いのことを
ほんの少し話し合った。
お互いに離婚歴があり
子供がいること。
子供含めた
最近の生活のこと。
そんなことを話しながら
会場である建物を離れ
大阪の喧騒の中に
二人で出て行った。
いつもならば
ここでお茶をするのか？
食事に行くのか？
男性の方から
お誘いするケースがほとんどだと思う。
だけども私は知っていた。
（こことても重要）
この男性は魚座
今日は絶対に
私をお茶にも食事にも誘えない（笑）
私はそれを１００も承知で理解していたので
絶対に私から誘ったりしないことを
心の中で強く誓っていた。
そんなことなど
私からしたら超：簡単なことで
それが初対面だろうが
男性だろうが
自分からアプローチして誘うことなど
朝飯前の行動だった。
でも私はそれをしなかった。
正確には
したくなかった、というのが
正しいのかもしれない。
そこは男性からリードしてもらいたい。
いくら魚座、受け身の達人でも
ここは男性が立ってほしい・・・・。
だから私は
どちか？が、何かを言い出すことを決断しなければならない
駅に向かう交差点まで
そのことに関して
一言も口にしなかった。
彼が進むべき右側と
私の車が置いてある駐車場と
とうとう道が別れるその瞬間
私たちは交差点の前で立ち止まって
お互いの内側に浮かんでいるであろういろんな思いを
口に出さずに、じっとしていた。
本当は
そのまま別の道を行きたくなかった。
このまま一緒にいたい。
そう感じさせる何か？が
彼にあった。
間違いなく彼も
同じことを感じていたと思う。
大阪の街の明かりの下で
改めて彼の顔をみると
なぜだか私は深い安心感と
彼に向かって
吸い込まれるような感覚を感じた。
このままいたら
今日、さっき出会ったばかりのこの男性に
体ごと寄り添ってしまうかもしれない・・・・
そんな思いと
衝動にかられて
私は少し焦った。
（今日このまま、この人とずっと一緒にいてもいい。）
そんな私の
子供みたいな不用意な本音を
自らぶち破るように
私から口火を切った。
それじゃあ、
私はあちらに車を停めているので帰りますね。
電車でお帰りですよね。
お気をつけてお帰りくださいね。
そうやって
今自分が決断したことに
自分を無理やり従わせるように
いつもより大げさに
にっこり笑って
彼に別れを告げた。
今ならわかる。
きっと彼も私と全く同じことを
感じていたに違いない。
ずっと私と一緒にいたかったこと。
お互いを、吸い寄せられるように
側にいたいと感じたこと。
なぜそうなのか？
本当にそうだったのか？
ということを知るのは
もっとずっと後になるけど。
パーティーという今日の出来事と
彼に対する未練を
行動で断ち切るように私は
彼の向かう
大阪の駅の
明るくきらびやかな方向とはまるで違う、
薄暗い駐車場への道を
一人歩き始めた。
５度目の結婚（その⑥）ヤバすぎるホロスコープ
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